ヘッドホンレビュー

【レビュー】 JVC HA-RZ910 装着感抜群で映画ゲームに最適。音楽視聴は?

今回はJVCのHA-RZ910をレビューします。この機種は一昔前では低価格密閉型ヘッドホンの定番になっていたベストセラーHP-RX900の後継機にあたる機種です。

廉価ながら50mmの大型ドライバーを搭載している点や、音の広がりと臨場感を高める「アコースティックレンズ」による奥行きのあるサウンドが売りの機種です。

密閉型の廉価版ヘッドホンと言えばHP-RX900という時代もありましたが、選択肢が増えてきている昨今で後継機となる本機の実力はどうか?レビューしていきます。

JVC HA-RZ910 製品スペック・外観レビュー

メーカ:JVC ケンウッド
タイプ:ダイナミック密閉型
重量:約350g
インピーダンス:64Ω
コード長:1.2m(+延長2.3m)片出しストレートコード
参考価格:6000円

密閉型のヘッドホンで室内での使用を想定した大型サイズのヘッドホンです。重量は概ね300g程度の物が多いヘッドホンとしてはなかなか重めの350gですが、装着感が良好なのでそこまで気にならないです。

全体の外観は廉価モデルなので仕方ないのですがプラスチッキーです。ただデザインは黒一色でシンプルですが、質実剛健さが結構カッコ良いと思っています。また多少雑に扱っても平気そうな作りの良さがあります。

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JVC HA-RZ910 5段階音質レビュー 

音質 :★★☆☆☆(2.5)

装着感:★★★★☆(4.5)

遮音性:★★★★☆

音の傾向:高音、低音重視(ドンシャリ)

得意な音楽:ロック、ポップス

音場感(音の広がり):○

音の傾向はいわゆるドンシャリです。特に低音の量感はかなりのものでとにかく迫力があります。高音はシャリ付きます。

売りのアコースティックレンズについては、確かに音響感を感じさせる聞こえ方がします。密閉型にしては中々の定位感を感じられますが、反面イヤーカップの中で音が籠って反響するような感覚です。

この感覚を籠っていると感じるか臨場感と捉えるかは好みが分かれると思いますが、音楽視聴の観点では籠っているという感覚が強いです。

ただしイメージとしては小さいホールの中にいるような臨場感があるので映画鑑賞にはかなり良いです。ライブ音源とかにもすこぶる相性が良さそうです。

音の分解能は籠るような音のためイマイチで、音の細部を聞き分けるモニター的な使い方には向かず、臨場感を楽しむリスニングのためのヘッドホンという立ち位置です。

向いている音楽は全体としてドンシャリな元気の良い音作りのためロックやポップスなどの元気の良い音楽に向きます。高音の繊細さにかけるので、クラシック、ジャズ等はイマイチです。

全般としては原音忠実とは言えないヘッドホンですが、アコースティックレンズの真価を発揮するのはゲームや映画用途だと思います。

詳細は下記に書きますが装着感が素晴らしいので長時間付ける用途に最適です。

JVC HA-RZ910装着感について

装着感は多少の側圧は感じますが、盗聴部を広範囲に覆ってくれるヘッドバンドのフィット感が抜群です。

バンドが頭頂部に当たっている感がなく、広く乗っかってくれている感じで窮屈さは皆無です。イヤーカップも十分サイズがありため耳をすっぽりと覆ってくれます。眼鏡をかけていても全く辛くないのが◎です。

長時間使用する映画やゲームに等に最適です。個人的にはこのヘッドホンの価値は優れた装着感にあると思っています。

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総評:JVC HA-RZ910の良い点、悪い点

良い点

  • 長時間の使用にたえうる快適な装着感。
  • アコースティックレンズでホールにいるような臨場感のある音

悪い点

  • ドンシャリで迫力はあるが原音忠実からは遠い
  • 分解能はイマイチ

総評としては純粋に音楽鑑賞という用途としてはドンシャリしており一癖ある製品でした。音楽を聴くと中々の迫力で一見良さそうに思えてしまうのですが、分解能や原音忠実さの観点でシビアにみるとやや粗が目立ちます。

抜群の装着感とアコースティックレンズの音響感がゲームや映画に向いているためそういった用途で使うのがおすすめです!