どせいです。
今回は最もコスパに優れたヘッドホンの価格帯と筆者が考える5000円~10000円程度のおすすめの有線ヘッドホン7選を紹介します。
この価格帯が最もコスパに優れる理由としては数千円台の安いヘッドホンに対し、五千円~一万円の優良ヘッドホンの音質は劇的に違いを見せてくれるからです。
というわけで一万円程度の予算でコスパ最高な有線ヘッドホンを探している方向けに、今まで100機種近くものヘッドホンを聞き比べてきたヘッドホンオタクが選ぶコスパに優れたおすすめヘッドホン7選を紹介していきます。
どれもロングセラーの定番品なので、自信を持っておすすめできるヘッドホンです!
【関連記事】より音にこだわりたい人向けに一万円~二万円で買えるおすすめヘッドホン7選をまとめています。よろしければ下記もどうぞ↓
【迷ったらこれ】一万円~二万円のおすすめ有線ヘッドホン7選【高音質】
1.DENON AH-D1100
DENON AH-D1100は大口径50mmのドライバが売りのヘッドホンです。こちらは定価20000円程のヘッドホンですが、ここ数年アマゾンや量販店では7000円を切る価格で販売されています。
そのため価格に対する音質の良さは特筆すべきものがあり、近年ではずっとアマゾンのヘッドホン売り上げランキング上位の常連です。
近年の高コスパヘッドホンの定番とも言える機種で文句なくお勧めです!
AH-D1100 製品スペック
タイプ:オーバーイヤー密閉型
重量:189g
インピーダンス:32Ω
コード長:1.3m(延長コード3.5m付属)
折りたたみ:可能
参考価格:6300円

ヘッドホンとしては軽量かつ、一応折り畳みも可能なので、通勤、通学用途にも向きます。このヘッドホンは密閉型という周囲の音を遮断するタイプのヘッドホンなので周囲の音が大きい環境でも使えます。
AH-D1100 5段階レビュー
音質 :★★★★☆
装着感:★★★☆☆(3.5)
遮音性:★★★☆☆
音の傾向:フラット、やや低音重視
得意な音楽:万能型
音場感 (音の広がり):普通
音質は癖が無く原音に忠実で、やや低音を重視の音作りです。
フラットな音質でありながら、中~高音を邪魔しないほど良い迫力の低音で、リスニング用として程よい塩梅です。
音の解像度もこの価格帯では優れており、クリアな音です。
総合力ではこの価格帯では一つ抜けており、一万円以下で買えるヘッドホンとは思えないレベルの音質で筆者一押しのヘッドホンです。
欠点としては全体的にプラスチッキーでややチープな見た目ですが、音質を重視して余分なコストを省いたと解釈します。
なおプラスチッキーな半面軽量なので装着感は良好です。
総評:この価格帯では一つ抜けた音質。クリアで高解像度な音
- 音質、音の解像度共に一万円以下で買えるヘッドホンと思えないほど良好。
- 気持ち低音寄りだがバランスの良さと迫力を両立している
- 軽量なので付け心地も悪くない
定価が20000円するのに安売りされている理由はイヤーカップとヘッドバンドを接続する部品の耐久性に問題があったのが原因と言われていますが、現在は改良されたものが出回っています。(詳細は下記リンク参照)
元値が高いだけあり、音質はこの価格ではひとつ抜けていると思います。
総評としてはこの価格帯でとにかく音質重視のヘッドホンを探している方にお勧めです。低音も程よく出るので、ロック等にも合う機種です!
個別レビュー記事アップしました
→【レビュー】DENON AH-D1100 値崩れした高音質ヘッドホン
2.AUDIO TECHNICA ATH-AD500X
ATH-AD500Xはオーディオテクニカの定番ヘッドホンです。発売後しばらく経つ製品ですが、こちらも長い間支持されているヘッドホンです。
オーディオテクニカのヘッドホンは高音域の美しさが特徴ですが、本機もその特徴が色濃く出ており、上品な音作りが好みの方におすすめです。
また筆者はメガネをかけていますが、長時間つけていても痛くならない快適な装着感が特徴です。
ATH-AD500X 製品スペック
メーカ:Audio technica オーディオテクニカ
タイプ:オーバーイヤー開放型
重量:235g
インピーダンス:48Ω
コード長:3.0m
折りたたみ:不可
参考価格:10000円

ATH-AD500Xは開放型に分類されるヘッドホンです。
開放型のヘッドホンは耳を覆うハウジングの部分が密閉されておらずオープンになっているため、広い音場感(音の広がり)と音の抜けの良さが特徴です。
開放型ゆえ遮音性は殆ど無く音漏れをするため、室内のリスニング向けです。
ATH-AD500X 5段階レビュー
音質 :★★★☆☆(3.5)
装着感:★★★★☆(4.5)
遮音性:★☆☆☆☆
音の傾向:中~高音重視
得意な音楽:ポップス クラシック
音場感 (音の広がり):良い
特徴としては高音域の美しさが際立つヘッドホンです。
ハウジングがアルミメッシュで、音の抜けが非常に良い構造で、音場感に優れます。
広い音場感に加えて中音~高音が良く出ますので、クラシックの視聴などにも向きます。
本機は中音~高音が得意な反面、低音が不足していると言われますが、低音もナチュラルに出ています。
(ブーストされていない自然な低音という感じです)
また特徴としてウイングサポートという頭頂部付近をサポートする形状のヘッドバンドを採用しており、快適な付け心地が特徴です。長時間装着できるので映画やゲーミング用途にもお勧めです。
一方で全体的な味付けとしては上品よりで大人しく、ノリの良さや重低音を求める機種では無いためロック等をノリ良く聞きたい方には向かない機種です。
⇒ロックが好きな方はロックに最適と言われるGRADOのヘッドホン
をこちらの記事で紹介しています。
総評:中音~高音が得意。装着感も良いため映画やゲーミング用途にも
- 中音~高音の音質が得意でポップスやクラシックの視聴に向く。上品目だがロック等にはやや物足りない
- 総じて価格以上の音質かつ音場感に優れ、この価格帯のヘッドホンではコスパ◎
- 頭への圧迫感が少ない軽快な装着感。夏場でも比較的蒸れにくい。だだし構造上遮音性は無く、周囲に音漏れする
総評としては、音質、音場感、装着感どれもすばらしく、総合力の高いヘッドホンです。欠点としては低音が控えめですが、補って余りある上品な音と広い音場が魅力です。
音質的にも装着感的にも長時間つけても疲れないので、室内でゆっくり映画等視聴を視聴する方にもおすすめです!
⇒個別レビュー記事はこちら
3.AKG K240S(Studio)
AKG K240Sはオーストリアの老舗メーカーAKGのベストセラーヘッドホンです。筆者がヘッドホン沼に浸かった10年程前から定番として知られていました。AKGも上品で繊細な音に定評があるメーカです。
本機は10年前は一万数千円程度の価格でしたが、最近では6000円程度で購入できるため、アマゾンの価格を見て驚きました。
分類としてはスタジオ使用も想定したスタジオモニターヘッドホンになります。
K240S 製品スペック
メーカ:AKG アーカーゲー
タイプ:オーバーイヤー開放型(セミオープン)
重量:240g
インピーダンス:55Ω
コード長:3.0m(着脱式)
折りたたみ:不可
参考価格:6000円
このヘッドホンは開放型に分類されますが、セミオープンという半分開放、半分密閉という形式です。
完全開放型のATH-AD500Xに比べれるとやや遮音性に優れますが、基本は開放型に近い特徴です。こちらはサイズ感的にも室内向けのヘッドホンです。
K240S 5段階レビュー
音質 :★★★★☆
装着感:★★★☆☆(3.5)
遮音性:★★☆☆☆
音の傾向:フラット やや高音重視
得意な音楽:万能型(ポップス クラシック)
音場感 (音の広がり):良い
音質としてはスタジオモニターヘッドホンと銘打っている通り、原音に忠実なフラットな特性です。
AKGのヘッドホン全般の特徴ですが、低音よりも高音域に寄せた音で、品のある上品な音が特徴です。
モニターヘッドホンゆえ、音の解像度が高く、細かい音が分離して聞こえてきます。
このヘッドホンも音質、解像度、音場感共に価格を考えるとかなり優秀と言えると思います。(元は一万円以上で売られていたので当然ですね)
高音寄りの開放型ヘッドホンという意味ではATH-AD500Xに近いですが、違いはATH-AD500Xはリスニング用でK240Sはモニター用という所です。
リスニング用は聞きやすさを重視した柔らかい音であるのに対し、モニター用は音の分解能を重視しており、
長時間のリスニングでは音が耳に刺さるため聞き疲れを感じることもあります。
ただこのK240Sはモニター用の高い分解能を持ちながらもリスニング用としても使用できる聞きやすさを兼ね備えており、誰にでもお勧めできるヘッドホンです。
総評:AKGの名機。高い分解能と広い音場感が特徴
- モニター用と銘打っており高い分解能が特徴。音場感も良好
- 原音忠実なフラットな音で、癖が無くオールラウンド。どちらかというと上品な音
- AKGサウンドの入門機におすすめ
総評としては、価格を考えるとかなりコスパが良いです。音の傾向は上品目ですが、ポップスからクラシックまで何でも聞けます。
また好みは分かれるかもしれませんが、黒ベースに金色が施された本格感を感じさせるデザインが所有欲を満たしてくれます。
今ならかつての半額程度の価格で購入可能なので、AKGの音作りを体感してみたい方に一押しです!
個別レビュー記事はこちら
→【レビュー】AKG K240S コスパが高すぎる伝統の一品【おすすめヘッドホン】
4.SHURE SRH440
SHURE SRH440はスタジオモニターヘッドホンで、スタジオでの使用も想定されているヘッドホンです。そのため、音の解像度が高く、原音に忠実な音が特徴です。
こちらも音質は文句無しですが、中音域のボーカルが際立って綺麗に聞こえるので、ボーカル物の曲を聞く方に特にお勧めです!
SRH440 製品スペック
メーカ:SHURE シュアー
タイプ:オーバーイヤー密閉型
重量:311g
インピーダンス:44Ω
コード長:カールコード
折りたたみ:可能
参考価格:9980円
SRH-440も密閉型なので周囲の音をシャットアウトするタイプです。コンパクトに折り畳みが可能ですが
カールコードなのでポータブル用途ではコードの重みが気になるかも知れません。基本は室内での使用と考えた方が良いです。
SRH440 5段階レビュー
音質 :★★★☆☆(3.5)
装着感:★★★★☆
遮音性:★★★☆☆(3.5)
音の傾向:フラット
得意な音楽:万能型(特にボーカル曲が◎)
音場感 (音の広がり):普通
SHUREというと高級イヤホンが有名ですが、ヘッドホンもラインナップしてほしいとの声に答える形で発売されたため、期待は大きいものでしたが、期待を裏切らず好評を博しています。
モニターヘッドホンだけあり音の解像度が高く、普段スピーカーから音楽を視聴している場合、実はこんな音も鳴っていたのかという発見があるかも知れません。
音のバランスが良く、万人にお勧めですが、特筆すべきは中音域が艶やかで、特にボーカルが際立ってよく聞こえますのでポップスを良く聞く方にお勧めです。
一方低音は気持ち抑え気味という印象ですが、低音を重視したい方でなければ特に物足りなさは感じないレベルです。
また装着感も良好で、長時間付けていても問題無しです。
総評:原音に忠実なオールラウンダー。特にボーカルが際立つ。ゲーミング用途も〇
- ボーカルが際立って聞こえてくるのでポップスに最適
- モニターヘッドホンゆえ音の解像度が高い
- 装着感良好で長時間付けていられる。ゲーミング用途にもおすすめ
総評としてはポップスが特にお勧めですが、オールラウンドになんでも聞けるヘッドホンなので、ジャンルを問わないのもおすすめポイントです!
SHUREブランドも所有欲を満たしてくれます。
⇒個別レビュー記事はこちら
5.Creative Aurvana Live!(アルバナライブ)
Creative Aurvana Live!です。Creativeというメーカにあまりなじみが無い方もいるかと思いますが、オーディオ分野に安価ながら優れた製品を発売し続けており、実績十分のメーカです。
本品もコスパの良さで知られており、10年以上支持される定番ヘッドホンです。
アルバナライブ 製品スペック
メーカ:Creative クリエイティブ
タイプ:オーバーイヤー密閉型
重量:210g
インピーダンス:32Ω
コード長:1.2m
折りたたみ:不可
参考価格:5000円
密閉型ヘッドホンなので、それなりに周囲の音を遮断します。重量も軽量で小型なのでポータブル用途でも使用可能です。
アルバナライブ 5段階レビュー
音質 :★★★☆☆(3.5)
装着感:★★★★☆
遮音性:★★★☆☆
音の傾向:フラット
得意な音楽:万能型(ポップス ロック)
音場感(音の広がり):普通
音質は価格を考えてしまうと★3かな…とも思ってしまいましたが、価格バイアス抜きで評価した公正に結果★3.5としました。
多少高音のシャリつきはありますが、低価格ヘッドホンにありがちなドンシャリというほどではなく、原音に忠実、かつ少し刺激を入れた程よいバランスで適度な元気の良さがあります。
ポップスやロックなども楽しく聞けるヘッドホンです。
音の分解能については多少の籠り感はあるものの、価格を考えると十分です。欠点としては密閉型の割に外の音は結構拾うため、騒音の大きい環境での使用はやや厳しいです。
また価格を考えると仕方ないですが、プラスチッキーさが玉にキズです。
総評:安価ながらバランス良い。ほどよい刺激のある音楽を楽しめる
- コスパヘッドホンの定番。ヘッドホン入門におすすめ。
- フラットな音質ながらほどよい刺激があり、楽しく聞ける
- 軽量で装着感も○。
総評としてはクラシックを最高の音で楽しみたいというような用途でなければ、何でも聞けるオールラウンダーなヘッドホンです。
コスパは最高レベルですので、一台安価で良いヘッドホンをお探しの方に
一押しです。
⇒個別レビュー記事はこちら
6.Audio technica ATH-AVA500
Audiotechnica ATH-AVA500は上で紹介したATH-AD500Xの弟分にあたるヘッドホンです。こちらはより価格は抑えた後発品ですが、音の傾向も若干異なります。
ただ安いだけではなく、よりバランスの良い音にチューニングされた、コスパに優れるヘッドホンです。
Audio technica ATH-AVA500 製品スペック
メーカ:Audio technica オーディオテクニカ
タイプ:ダイナミック開放型
重量:約275g
インピーダンス:35Ω
コード長:3.5m片出しストレートコード
参考価格:6000円
ハニカム形状(6角)パンチが売りの開放型ヘッドホンです。比較的安価ながら金属製ハニカムメッシュの高級感は中々です。開放型なのでこちらは室内用です。
ATH-AD500Xは上述ウイングサポートで頭を包み込む方式でしたが、こちらは通常のヘッドバンドで、コストダウンの形跡を感じます。装着感はイヤーパッドが耳の上に乗る形なので、フィット感は悪くないですが眼鏡をしていると長時間の視聴は耳が痛くなるので、眼鏡との相性があまり良くないです。
Audio technica ATH-AVA500 5段階レビュー
音質 :★★★☆☆(3.5)
装着感:★★★☆☆
遮音性:★☆☆☆☆
音の傾向:フラット(やや高音寄り)
得意な音楽:万能
音場感(音の広がり):○
音の傾向はATH-AD500Xは中~高音寄りだったのに対して、こちらは低音も程よく出るようになったバランス型です。低音が出るようになりながらも、高音のクリアな音は健在で、フラットな音が好みの方にはこちらがおすすめです。
音場感もATH-AD500X同様良好で、この価格でここまでの音場感を感じさせてくれるヘッドホンは中々無いです。
ATH-AD500Xに対して劣るのは音の解像度で、やや音の輪郭がぼける印象があります。また装着感もウイングサポートのATH-AD500Xとくらべるとややイマイチです。
ただしATH-AD500X(約10000円)に対し、こちらは6000円程で買えるので、価格以上の音質、音場感を兼ね備えたコスパに優れたヘッドホンです。
総評:価格以上の良好な音質、音場感も相まってかなりのコスパ。装着感が惜しい
- 低価格ながらクリアな音質。音場感もこの価格では優れる。コスパ◎
- ATH-AD500Xに不足気味な低音も程よく出るバランスの良さ
- 解像度、装着感はATH-AD500より劣る
総評としては安価ながら音質、音場ともに優秀で、見た目も中々高級感があり、コスパの高さは随一です。
価格以上の良い買い物をした満足感を感じさせてくれるヘッドホンで、装着感のみが惜しいですが、ヘッドホン初心者にも一押しです。
⇒個別レビュー記事はこちら
7.Audio technica ATH-M20X
またまたAudio-technicaですが、このヘッドホンもモニターヘッドホンの定番品でアマゾンでもランキング上位で、アマゾン専用モデルが存在する定番モデルです。
低価格帯のヘッドホンでは原音から外れてしまいがちな製品が多い中、本機はこの価格帯としてはかなり原音に忠実なヘッドホンで、予算を抑えつつ、かつフラットで音質が良いモニターヘッドホンが欲しい方に一押しです。
モニターヘッドホンって何?という方は下記ヘッドホンの選び方の記事で説明していますので下記記事をどうぞ!
【決定版】ヘッドホンの選び方 ヘッドホンに詳しくなりたい人(初心者)向け
Audio-technica ATH-M20x 製品スペック
タイプ:ダイナミック密閉型
重量:約190g
インピーダンス:47Ω
コード長:3m片出しストレートコード
参考価格:6000円
外観は黒一色で非常にシンプルです。スタジオ等の使用を想定したモニターヘッドホンなので、質実剛健な感じです。(が、少し物足りなさはあります)
特筆すべきは190gという軽さで、プラスチッキーな反面、軽い付け心地で取り回しはかなり良いです。
密閉型なので音漏れの心配が無く、遮音性は良好です。
コードが着脱不可の3mコードで、普段使いには余るのが欠点でしたが、amazon限定モデルは程よいコード長1.6mモデルですので、よほど長いケーブルが必要な人以外はこちらがおすすめです。
Audio-technica ATH-M20x 5段階レビュー
音質 :★★★☆☆(3.5)
装着感:★★☆☆☆
遮音性:★★★★☆
音の傾向:フラット
得意な音楽:万能
音場感(音の広がり):普通
エントリーモデルなので音質について過度に期待はしていませんでしたが、第一印象は「おっ」と思わせるほどこの価格帯のヘッドホンとしては貴重な、かなり原音忠実なフラットな音です。
廉価ながらモニターヘッドホンらしい解像度の高さを感じさせる鳴り方で、同価格帯のヘッドホンと比較してエッジの効いた見晴らしの良い音です。
一方音場感は価格なりですが、モニターヘッドホンとしては及第点で、トータルとしては価格以上の実力を感じさせる製品です。
装着感についてはイヤーパッドの深さが浅く、耳に当たるため長時間リスニングには不向きなのが欠点です。
総評:エントリーモデルながら原音忠実さはピカイチ!解像度も高く価格以上の音質
- 廉価ながらかなり原音忠実。価格以上の音質
- モニターヘッドホンとして必要十分な解像度
- 装着感はあまり良くない(眼鏡との相性△)
総評としてはこの価格でここまで原音忠実なヘッドホンは貴重です。モニターヘッドホンに必要な特性をしっかり兼ね備えているので、原音忠実なヘッドホンが欲しい方や、DTM用や、楽器練習用のヘッドホンが欲しい方に一押しです。
⇒個別レビュー記事は↓
【レビュー】 audio-technica ATH-M20x この価格帯では貴重な原音忠実ヘッドホン
おすすめ定番ヘッドホンの特徴比較まとめ
以上、コスパに優れた定番ヘッドホン7選を紹介しました!
ハイエンド機を5点満点とした基準の評価のため音質評価は比較的横並びになっていますが、この価格帯ではどれも優秀です。
ざっくり特徴をまとめると
2.Audio Technica ATH-AD500X → 中~高音重視の品のある音。開放型の広い音場感
3.AKG K240S → 上品目かつバランス良い音。解像度、音場感共に良好
4.SHURE SRH440 → ボーカルの艶めかしさが際立つ。解像度高い
5.Creative Aurvana Live! → 最安値だがバランス良し。楽しく聞ける味付け
6.Audio Technica ATH-AVA500 →ATH-AD500より低音が出るバランス型。広い音場感は健在でコスパ◎
7.Audio Technica ATH-M20x →廉価モニターヘッドホンの決定版。この価格帯では貴重な原音忠実さと高解像度
という感じです。
どれも素晴らしいヘッドホンですが、それぞれ特徴があるので、自分のよく聞く音楽や、用途に合わせてヘッドホンを選ぶのがベストです。ぜひ本記事を参考にしてみてください。