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ヘッドホンレビュー

【レビュー】RP-HX350 激安ヘッドホンの星。 音質は?

今回はPanasonic RP-HX350をレビューします。2000円程度で買える低価格ヘッドホンとしてはポピュラーに売れているヘッドホンで、2014年の発売以降コンスタントに売れ続けている製品です。

今や色々なヘッドホンに囲まれている筆者ですが、初めに使っていたのはこれくらいの価格のヘッドホンだったな、と思いながら、今聞くとどんな印象になるのかレビューしてみました。

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結論としてはやはりヘッドホンオタク的には音質の粗が目立ってしまい純粋に音楽を聴くには厳しいです。ただ廉価版ヘッドホンの価格帯では比較的フラットな音質で、バランスは悪くないです。(この価格帯のヘッドホンは変に低音が大きすぎる等、原音からかけ離れているものも多いです)

また音場感は意外と良好なため、とにかく安いヘッドホンが欲しくて、かつ変な癖が無いヘッドホンを探している人におすすめです。またこの価格でスイーベル機構(イヤーカップが回転する)があり、中々頑張っている製品です。

Panasonic RP-HX350 製品スペック 外観レビュー

メーカ Panasonic
タイプ ダイナミック密閉型
重量 約171g(コード除く)
インピーダンス 32Ω
コード長 1.2m片出しストレートコード
参考価格 2500円

タイプは密閉型ヘッドホンで、遮音性に優れるタイプです。重量は171gとヘッドホンとしてはかなり軽い部類で、手に持ってみると正直プラスチッキーでスカスカな印象は否めませんが実は軽い装着感に一役買ってはいます。

コードは1.2mとやや短めで、ホームオーディオとして使うには延長ケーブルが必要になるかもしれません。(価格帯的にはポータブルやPC周りの使用を想定しているとは思いますが)
ヘッドホンとしては珍しくフラットコードで絡みにくいタイプのコードです。

外観は低価格ながら悪くないです。メッキパーツはプラスチッキー感があるものの、プラパーツを良く見るとヘアラインのような模様が入っており結構洒落てます。

またイヤーカップはスイーベル機構(回転する機構)で、下記写真のように持ち運びに便利です。この機構は持ち運び用だけではなく実はフィット感も向上するのもメリットです。

カラーバリエーションも豊富で、黒、青、白、紫、赤と好みの色を選べます。(明るい色はプラスチッキー感が目立ちそうなので個人的に黒がおすすめです)

Panasonic RP-HX350 5段階音質レビュー 

Audio technica ATH-A500Z 5段階音質レビュー 
音質 :
装着感:
遮音性:
音の傾向:フラット(ややドンシャリ)
得意な音楽:ポップ ロック
音場感(音の広がり、定位感):良い

音質はややドンシャリ気味ですがおおむねフラットで、低価格ヘッドホンにありがちな原音から外れてしまっている事もなくバランスは悪くないです。

一方低価格の密閉型ヘッドホンはなんとなく音が籠ったような感じがするヘッドホンが多いですが、本機もやや音が籠る感じは否めません

余談ですが、筆者も格安ヘッドホンを使っていた頃、「ヘッドホンとは音が籠るもの」と思っていた時がありました。それなりのクラスのヘッドホンは密閉型でも音が籠らない(籠り感はゼロではないが、ほどよい音響感がある)のでここは誤解してほしくない所です。

解像度という点ではやはりこの価格帯のヘッドホンは厳しく、細かい音は潰れてしまっていて音の輪郭がぼやけるので、音楽制作等のモニター的に使うのは厳しいです。

音の傾向としては比較的元気の良い鳴り方をする機種で、細かい音質を気にしなければ元気よく音楽を聴けるため、ロック、ポップスがおすすめです。

一方打ち込み系やEDM等を聴くには解像度不足は否めず、クラシック等も高音の繊細さは今ひとつなのであまり向きません。

なお音場感については意外と良好でこの価格帯のヘッドホンは音に立体感が無くのっぺりと聞こえる物も多いですが、本機は結構立体感が感じられます。

迫力ある音の味付けもあいまって中々悪くない聞きごたえです。音楽視聴よりは映画、ゲームや作業用におすすめです。

遮音性は密閉型の割に結構周囲の音は拾う印象ます。電車内の通勤、通学等に使えなくはないですが、あまり騒音がある場所での使用は難しいです。

Panasonic RP-HX350 装着感について

装着感はスイーベル機構(回転ハウジング)のおかげでフィット感は良いです。側圧はやや強めなので頭が大きい人には多少圧迫感を感じると思います。

イヤーカップはちょうど耳をすっぽりと覆ってくれる形です。耳に乗せるタイプよりは装着感は良いものの、ぎりぎり耳が収まるくらいのサイズなのでやや窮屈です。

ただ眼鏡をかけている筆者でもそこまで痛くならないので、眼鏡との相性も悪くないです。

頭頂部はクッションがあります。プラスチッキーですが軽量なので付け心地は軽く、全体としては装着感は良好と言えます。

欠点はイヤーカップが大きくないので耳に当たるところが蒸れます。気温が下がってきた今の季節(10月下旬)なら問題ないですが夏は長時間は厳しそうです。

Panasonic RP-HX350 良い点、悪い点

●良い点

  • 安価ながらフラットで癖のない音質。それなりに元気の良い味付け
  • この価格帯にしては音の立体感が感じられる音場感
  • 回転イヤーカップで持ち運びにも便利&フィット感が良い

●悪い点

  • 解像度は高くなくやや籠り感がある
  • 質感はプラスチッキー

総評としてはこの価格帯は音のバランスが一癖ある(低音が極端に大きすぎて高音が埋もれる等)ヘッドホンも多いですが、比較的原音に忠実なバランスですので安くて変な癖が無いヘッドホンを探している人にお勧めできます。

音場感も良好ですのでゲーム、映画等にも使えます。(ただし長時間はイヤーパッドに耳が当たるので厳しい)

ただ音楽を良い音で楽しむという目的では力不足は否めないので、良い音で聞きたいならもう少しお金を出して5000円~10000円クラスのヘッドホンがおすすめです。

下記記事で紹介していますが、5000円~10000円クラスから厳選されたヘッドホンは音質のレベルが格段に上がるので、価格と音質のコスパが最も良いです。

下記記事でヘッドホンオタクの筆者が厳選する5000円~10000円のヘッドホンを紹介しています!よろしければ下記記事をどうぞ!
【2022厳選8選】五千~一万円のおすすめ有線ヘッドホン8選【コスパ最高】

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