今回は番外編としてヘッドホンではなく最近話題のネックスピーカーをレビューしたいと思います。
ヘッドホンと違い周囲の音が聞こえるので、家事をしながら等のながら聞きが可能で、インターホン等の聞き逃しも防げます。
種類としては軽くて装着感が良いものと、重量はありますが音質重視の2タイプがあり、今回はヘッドホンと音質を比較する観点で音質重視の品をセレクトしました。
競合としてSONY SRS-WS1等がありますが、音質は本機の方が上という評判をもとにこちらをレビューしてみます。(ヘッドホンと無理やり同列に比較してみました)
◆概要:ウェアラブルネックスピーカー(Bluetooth APT-X対応)
メーカ:JBL
タイプ:ウェアラブルネックスピーカー
重量:350g
参考価格:20000円
再生可能時間:6時間(2時間充電)
◆レビュー(5段階)
音質 :★★★☆☆(3.5)装着感:★★★★☆(4.5)(ヘッドホンのようにに蒸れない)遮音性:☆☆☆☆☆(周囲の音がちゃんと聞こえる)
音の傾向:中~高
得意な音楽:クラシック
音場感:◎(かなり良い)
コスパ:△※音質のみで評価の場合
◆総評:同価格帯のヘッドホンより落ちるが悪くない音質。低音は控えめ。音場感は◎
- 音質は同価格帯のヘッドホンに比べてしまうとワンランク落ちるが悪くない。
ただ低音が控えめでロック等は迫力不足 - 没入感や音の解像度の面ではヘッドホンが有利だが、スピーカータイプゆえの音場感は素晴らしい。
広い音場感が生きるクラシックや映画、ゲームにおすすめ - ネックスピーカーの中では重量級だが長時間つけていても問題ない装着感。
イヤホン、ヘッドホンが苦手な方でもそこそこの没入感を得られる
◆まとめ:純粋に音楽を聴くならヘッドホンに軍配。クラシック視聴は◎
物としての使い道等はさておき、音質面は同価格帯のヘッドホンより落ちるが案外悪くないというのが第一印象です。
若干の籠り感はあるものの中~高音の見晴らしはよくクリアな音質で、かつ高音が刺さるといったことも無く、聞き疲れしない音です。
ただし「ながら作業」ができるよう周囲の音が聞こえる設計となっているためか、低音が控えめです。
また没入感や音の解像度の面でもヘッドホンより不利なので、純粋に音楽を楽しむ目的ならやはりヘッドホンが一番です。(ポジショントークではありません!)
一方音場感と没入感で比較すると、
スピーカー◎ > ネックスピーカー○ > ヘッドホン△
◆没入感
スピーカー△ < ネックスピーカー○ < ヘッドホン◎
という感じで、スピーカーのような広い音場感かつ、ヘッドホンのような没入感を得られるという立ち位置が中々面白いと思います。
この条件が最も活きるのはクラシックで、ホールに居るというと大げさですが、中々の臨場感でクラシックはかなり一押しです。また映画やゲームにはもちろんおすすめです。
◆その他注意点:周囲に音はそれなりに響く。また起動音とOFF音大
上記までが音質のレビューですが、品物自体のの注意点を下記にまとめました。
(注意点)
・通常のスピーカよりはましですが周囲に音はそれなりに響く
・起動音とOFF時の音がやたら大きいため、深夜に家族を起こさないようにという用途で使おうとすると起こしてしまうかも
※ファームフェアのアップデートで改善可能とのことです(windowsPC環境で接続限定)
・BLUETOOTH使用時はややホワイトノイズが大きい
ネックスピーカーを深夜に家族の迷惑にならないよう使用したいと考える人も居るかと思いますが、上記より実は同居人が居る深夜使用には難ありです。
ただ一人暮らしの方などで、隣人への迷惑が気になる場合には通常のスピーカよりかなり騒音は減らせると思います。