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ワイヤレスヘッドホン

【レビュー】audio-technica ATH-M20xBT 音質特化型ワイヤレス機

今回はaudio-technica ATH-M20xBTをレビューします。

本機はオーテクの定番モニターヘッドホンATH-M20xをbluetooth化した製品で、元々価格以上の音質の製品でしたが、1万円を切る価格でbluetoothを搭載して登場した形ですのでこれは試してみねば!と思い購入してみました。

他社(Anker等)のbluetoothヘッドホンはノイズキャンセルやイコライザー等が付いた機種が多いですが、本機は硬派にもbluetooth以外の機能が無い(低遅延モードのみ)機種です。

機能面では他社には及びませんが、やはり音質面では同価格帯の製品では抜けており、音質重視、かつクリアで高解像度な音が好みの方にお勧めです。

audio-technica ATH-M20xBT 製品スペック 外観レビュー

メーカ Audio technica
タイプ ダイナミック密閉型
重量 216g(コード含まず)
インピーダンス 36Ω
コード長 1.2mストレートコード(着脱不可)※有線接続可能
連続再生時間 60時間
専用アプリ 非対応
ノイズキャンセリング 無し
参考価格 9000円

製品の外観はまさにプロ仕様のモニターヘッドホンそのもので、逆にこの見た目でBT搭載なことに違和感を感じるほど質実剛健です。なお見た目は有線仕様のATH-m20xとほとんど一緒です。

有線のコードも付属しており有線でも視聴可能ですが、コードが細く心もとないです、、

ノイズキャンセリングはありませんが、密閉型ヘッドホンなのでそこそこの遮音性は確保されており、外出時でも使える製品です。
また専用アプリ等の対応もなく、音楽視聴に特化した製品です。機能が必要最小限のためか、連続再生時間は驚異の60時間と、他社ワイヤレスヘッドホンの倍程度の再生時間です。

元々業務用を意識した堅牢な作りなので、雑に扱っても問題ない堅牢さが、ワイヤレス機として気軽に外に持ち運べる点で良いです。

重量は216gとワイヤレス機としてはかなり軽量なのも持ち運びには〇です。

有線版との違いは側面の電源ボタンとボリュームボタンのみで、電源ON時は側面が点灯します。なお低遅延モードは筆者は使用したことがありませんが(特に遅延を感じないため)、中央のボタンを長押しすることでONになるようです。

外観は至ってシンプルですが、ヘッドバンドにでかでかとaudio-technicaマークが有り、外出時のファッションアイテム的な意味としても個人的には中々カッコ良いと思います。

audio technica ATH-M20xBT 5段階音質レビュー

audio technica ATH-A1000X 5段階音質レビュー 
音質 :

装着感:

遮音性:

音の傾向:フラット

得意な音楽:万能

音場感(音の広がり、定位感):普通

まずPCやスマホとのペアリングを試しましたが、特に複雑な手順は不要で電源を入れればすぐに問題なくペアリングできました。

音質はフラットでナチュラルな音質に定評がある有線版ATH-M20xと遜色なく、非常に自然な音です。

本機はいわゆるモニターヘッドホンと呼ばれる、ミキシングや音楽制作現場等で使われるようなヘッドホンで、原音忠実さと高い解像度が特徴です。

ATH-M20x自体が低価格帯では貴重とも言えるほど原音忠実な音を出してくれるヘッドホンですが、ワイヤレスになっても健在といったところです。

機能は他社と比べると乏しいですが、解像度はこの価格帯ではピカイチで、1万円以下のワイヤレス機で音質を重視するなら本機は間違いなく選択肢に入ります。

音の印象としては「クリアに鳴る音」という表現になります。低音の豊かさが欲しい人には低音が少なく乾いた音に感じるかもしれませんが、モニターヘッドホンらしい締まったエッジの効いた音です。

欠点は原音忠実ゆえに特別な装飾感が無く、やや無味乾燥に感じることと、音場感は広いとは言えないため臨場感には乏しいことです。

音楽視聴用としてはクリアで高解像度な音楽を楽しみたいにはうってつけですが、映画やゲームにも使いたいというにはやや迫力不足という感じです。

またスペックでも解説しましたが、ワイヤレスヘッドホンはノイズキャンセリング付きの製品が殆どですが、本機はノイズキャンセリングは非搭載です。

密閉型ヘッドホンなので外部の音を遮断するので電車などでも問題なく使用できますが、ノイキャンほど外部の音を遮断できないので注意です。

audio technica ATH-M20xBT 装着感について

装着感についてはクッション性に優れたイヤーパッドの付け心地はそこまで悪くはないものの、大型のリスニングヘッドホンと比べると快適とまでは言えないです。

ハウジングは小ぶりで、ちょうど耳がすっぽり収まるサイズ感ですが、空間内のゆとりが少ない点と、側圧がやや強いため、長時間は使用は△です。ただ重量はBT機としてはかなり軽量なので、装着感は軽めです。

また頭の形も影響あると思いますが、筆者の場合は側圧におされてヘッドホンが後ろにずれる感覚があり、人によってはフィット感が悪い可能性があります。

ATH-m20xBT とSoundcore life Q30どちらが良い?

1万円以下の価格帯のbluetooth対応ヘッドホンでは、本機と近い値段でAnker Soundcore life Q30(Q35)もかなり人気で、この価格帯の定番製品です。

どちらもかなりコスパに優れるヘッドホンですが、両方所有している筆者としては結構違う製品だと思うので違いをまとめてみました。

〇音質
ATH-M20xBT:フラットで高解像度なクリアな音
Soundcore life Q30:低音が豊かに響く低音重視の音※イコライザーで調整可

〇装着感
ATH-M20xBT:悪くはないが長時間は△
Soundcore life Q30:長時間でも快適

〇機能
ATH-M20xBT:低遅延モード(※動画やゲームに音声の遅れがある場合に調整できる)のみ
Soundcore life Q30:3種モード切り替え可能なノイキャン、イコライザー搭載

上記のような違いがあります。
イメージとしては音質は音楽視聴用途に特化したATH-M20xBTに分があり、解像度はQ30と比較しても高いです。

一方、機能面ではQ30の方が優れており、装着感の良さも有り長時間の視聴はQ30の方が快適です。またノイキャンも3種のモードを切り替え可能で実用性の高さがウリです。

なお電池の持ちについてスペックも比較しました。

〇バッテリー
ATH-M20xBT→フル充電で60時間(10分の充電で3時間使用可能)
Soundcore life Q300→ノイズキャンセリング40時間、通常60時間

とほぼ互角でどちらも実用上問題ないレベルで十分です。

まとめると、

音質重視でクリアで高解像度な音が好き。ノイキャン無しでOK
ATH-m20xBT

低音が豊かさ重視(イコライザーで音質を好みに調整したい)ノイキャンが欲しい
Soundcore life Q30

という感じです。音質の好みと必要な機能で判断するのがベストです。

(参考:Soundcore life Q30レビュー記事)
【レビュー】Anker Soundcore Life Q30 有線で音質評価。コスパ最高

audio technica ATH-M20xBT 良い点、悪い点

●良い点

  • 低価格帯では貴重な原音忠実なフラットな音質
  • 高い解像度でリスニング用としてもクリアで高解像度な音を楽しめる
  • Bluetooth接続でも有線と遜色ない音質

●悪い点

  • 良くも悪くも装飾がないため、やや乾いた音という印象(臨場感に欠ける)
  • ノイズキャンセリングが無い

総評としてはオーテクらしいクリアな音質をそのままにワイヤレス化しており、他社の多機能な製品と比べると機能はシンプルですが、その分音質に特化したような背品で、1万円以下のワイヤレス機では一つ抜けた音質です。

映画やゲーム用には使わず、音質重視で音楽視聴用途のみという方に一押しです。

ちなみに筆者は最近無線ヘッドホンの良さを感じています。一昔前は無線にノイズが乗ったりしていましたが、近年は音質の劣化を感じさせないほど無線品質が良くなっており、コードが無いのが取り回し面でも快適で、使用頻度が上がってきてます。